サマリタンズホームページより/第5号
2014年6月9日発行
■ボランティアのジェーンの話
解題:サマリタンズの活動には60年の歴史があり、組織が抱える課題への対応も変わってきています。相談員を希望する人に向けて、相談員の立場をオープンにするかどうかを含め、ジェーン(ボランティア)が自らのことについて書いています。
ジェーンは、初期研修を終了しサマリタンズのボランティアになった時の思いを、彼女のブログに書きました。
サマリタンズの人達が ―彼らの家族を除いて― シフトのために、夜(あるいは昼、あるいは早朝)こそこそ何をしていたのか、少し前までは誰かに打ち明けることを奨励されていませんでした。でも明らかに、私の見るところではそれは全て変わって、サマリタンズである身分を明かすかどうの決定は、より多くボランティア個人にゆだねられています。
サマリタンズになる研修をし、その後スーパービジョンのもとで実務をこなしているのを、家族と2、3人の友人だけが知っていました。しかし、充分な資質を身につければ、それについては完全にオープンにするつもりでいました。現在のうつ状態と精神衛生の問題を巡っては、あまりにも多くの秘密、不名誉、そして沈黙があると思っています。私たち皆が、それについてオープンで、提供されている支援についてもっと語れば、―私ごときの意見ですが― さらによいと思います。
サマリタンズでの活動をオープンにすることの良い面は、秘密にしておく理由をはるかに凌ぐと思います。最も重要なものの一つは、サマリタンズは普通の人であることを世界に広める機会になるということです。長期に渡る ―そして内容の濃い― 研修過程を経た、あらゆる分野の普通の人なのです。判断・評価することなく人々の話を聴き、不必要に話をさえぎらず、そして、自分の経験、意見、アドバイスを述べず、何事もサマリタンズの外部の人に漏らす事なく、誰でも認め ―ともかく誰でも― まさに落ち込んでいる、取り乱している、落胆している、混乱している、心配している、悲しい、悲嘆にくれている、精神が異常の、あるいは金銭的問題を抱えている人でも ―もうお分かり頂けたと思います― ただ話すための時間と空間なのです。
自殺することを考えている人だけがサマリタンズに電話をするというのは、巷の根拠のない話です。
大多数の電話はある種のうつ状態を抱えた人からですが、これらの電話の比較的少ないパーセント(20%)が、既に自殺の決行を計画しているか、または死にたい思いを持っている人からのものです。目指すところは、耳を貸すことにより、人々がこれらの考え方に陥らぬよう希望を持って食い止めることです。
そうなのです。私たちは普通の人なのです。―医師でなく、精神分析医でなく、財産運用のアドバイサーでなく、喪失をケアするカウンセラーでなく、あるいは他のどんな専門家としてではなく― 基本的に、心の優しい(でも、よく訓練された)耳を提供するだけなのです。
どんな状態に人々の心があろうと、無条件で話を聴くことで彼らの悩みが減ることが、いく度も証明されています。
心の優しい耳を提供すること(それは宗教的などんな組織とも繋がっていません ―サマリタンズに関するもう一つの謂れ)は、まさにサマリタンズがやっていることです。1日24時間、週7日、― そして、豊富な研修、新人教育と経験の蓄積の末に、自分自身を充分な資質をもったサマリタンズのボランティアと呼べるのは、すばらしいことです。
■グループ・インタビュー
解題:サマリタンズのケンブリッジ支所で活動している相談員(ボランティア)のエイドリアン、レイビアそしてロブが彼らの活動について語ります。
聴くことを学ぶ
「私たちは判断・評価をしたがります。神はそういう私を知っています」とエイドリアン・パーキンスは笑って認めます。「しかし、サマリタンズとしては、私たちは判断・評価をしません。掛け手が何を言っても、また何をやったとても問題ではありません。― 私たちは判断・評価をしません。」
「収監の終わりが近づいて、世界で最も劣悪な監獄の一つで、ネルソン・マンデラは書きました。『誰の心にも、善という純粋で金色の炎が燃えていて、見えなくなることがあるが、決して消される事はない。』私の理解するところでは、サマリタンズの活動に参加することが、それを実践に移している。」
エイドリアン(70歳)は、ここ30年サマリタンズをやってきています。それは人生を変える経験であったと彼は言います。
「ずいぶん前に戻りますが、私が最初にサマリタンズについて聞いた時考えました。『それを出来るような人でありたい。それはどんな人なのか? 私ではない』とエイドリアンは思い出します。『最後にサマリタンズになる夢のような思いを抱き応募を決心しました。― あなたは必要ではありませんと言われる、最悪事態もありえたのです。」
「現実には、それが出来る事が分かりました。そして、とてつもないたくさんの事を学びました。人を判断・評価しない、いかに聴くか、など。参加した時点では、私は大変ひどい聴き手でした。聴くという事がどういうことなのかさえ知りませんでした。サマリタンズに参加することが私を大きく変えました。そして、そのことについて、大変、大変、感謝しています。」
「多くの場合、何が起こるか、結果がどうなるか分かりません。そのことは避けられません。しかし、ときどき電話を受ける度、掛け手の話やしぐさから、あなたが変化をもたらしていることは明らかです。― そのサマリタンズへの電話はある意味で、彼らの人生に変化をもたらしているのです。そして、それが報償なのです。」
「人は多くの異なった理由で電話をかけてきます。考えられるのは、人生の不幸のある部分ということです。ところで、多くの電話は心に人間関係の問題を抱えています。夫と妻、男友達と女友達、男友達同士、母と息子、母と娘などなど。人間関係は難しいです。」
今はサポートボランティアで、サマリタンズの新人の勧誘を支援しています。エイドリアンは聴くことから引退しました。― 5年前まで電話を取っていました。「私は、ある意味でサマリタンズになることをいつも勧めていました。ところで、誰にもそれを勧めようと思っていたのでしょうか? これは奇妙に聞こえるかもしれませんが、答えはいいえです。ある人は、夜中の担当を含め毎月4回の担当を約束できません。借金のどん底にいる人、絶望の極限にいる人…の話を聴き正面から向き合うことができない人もいます。しかし、もしあなたにふさわしければ、私が言ったように、得られる物はとてつもなく大きいです。」
空いた時間にやりがいのあることをする
新人のレイビア・ハッサン、ケンブリッジにあるニューンハム大学の医学生、は2年前サマリタンズに参加する決断をしました。「空いた時間にやりがいのあることをしたいと思っていました」と23歳は説明します。「最初は多くの電話を難しく感じました。しかし、研修プログラムが大変よく ― そして、大変よい支援環境があり、いつも話を出来る人がいました。経験を積むことにより自信を持てるようになり、それは容易になりました。」
夕べの集いに参加して、レイビアは8週間の研修コース(夕方と週末に行われる)に署名しました。そのコースは、慈善事業の精神を学ぶことから、からかい電話をロールプレイで取ることまであらゆる事を含んでいると、彼女は説明します。
実際の電話を取ることになると、経験あるボランティアに支援され、それで彼女は自分で聴ける心構えが出来るようになりました。全ての傾聴ボランティアと同様、レイビアは月4回のシフトをこなしています。一番苦手なのは朝早く始まるシフトであると、彼女は認めています。
「担当後、だれかの人生に小さな変化を願わくはもたらした、と考えながら帰る。そして、それが大変心地よいのです。」
空いている時間を有効利用する
ロブ・モア、32歳、は仕事を変えて3年後、時間に空きが出来たのでサマリタンズに参加しました。「私達は役に立つことをやっています。― 長期的に見れば確実にやっています。しかし、誰かが私たちに電話したとしても、彼らの世界がすぐに修正される訳ではありません。」
「最悪なケースは電話が途切れることです。時には何も言わずに電話が切れてしまいます。そこに座って、話した全て、話さなかった全て、話さなければよかった全て、話せばよかった全て、などについて考えます。」
「しかし、概して、得る物があります。得る物は単純です。誰かが泣いて電話してきて、そして、電話の終わりにはもう泣いていない、というような事です。」
話すのではなく聴く
ケンブリッジ・サマリタンズの責任者レズリー・クライトンはボランティア全員の世話をしています。そして、彼らはすばらしい仕事をしていると言っています。レズリーの話です。「サマリタンズに一度電話したという婦人に、最近会いました。彼女は言いました。『私は話をしませんでしたが、それはどうでもよかったのです。そこに誰かいるのを知っていたからです。電話の向こうに心配してくれる人がいました。そして受話器を置きました。』その効力は驚嘆すべきです。」
レズリーは12年前にサマリタンズに参加した時はかなり内気であったと言っていますが、今はHMP Littelehey 刑務所の定期訪問者です。(HMP: Her Majesty's Prison Service 訳者注)そこで、男の収容者を精神的に支える刑務官の訓練を支援しています。彼女は言います。結果は注目に値します。― それは(収容者の)人生をまさに変えています。
「サマリタンは深い穴の縁に立って、元気なくひどい鬱状態で穴底に横たわっている人を見ているような感じです。」エイドリアンは締めくくります。「ある人の反応は、ロープを投げ下ろすこと、他の人は、大声でアドバイスを叫ぶことです。サマリタンは穴に下りてゆき、その人の隣に座り、そしてただ抱きしめるのです。そのように単純なことなのです。」
サマリタンズの利用状況(2010年)
解題:サマリタンズの活動状況全体を知るために最近の数字が載った一覧表を探したのですが、発見できず、少々古い数字ですが「2010年の利用状況」を掲載します。
解題:サマリタンズの活動には60年の歴史があり、組織が抱える課題への対応も変わってきています。相談員を希望する人に向けて、相談員の立場をオープンにするかどうかを含め、ジェーン(ボランティア)が自らのことについて書いています。
ジェーンは、初期研修を終了しサマリタンズのボランティアになった時の思いを、彼女のブログに書きました。
サマリタンズの人達が ―彼らの家族を除いて― シフトのために、夜(あるいは昼、あるいは早朝)こそこそ何をしていたのか、少し前までは誰かに打ち明けることを奨励されていませんでした。でも明らかに、私の見るところではそれは全て変わって、サマリタンズである身分を明かすかどうの決定は、より多くボランティア個人にゆだねられています。
サマリタンズになる研修をし、その後スーパービジョンのもとで実務をこなしているのを、家族と2、3人の友人だけが知っていました。しかし、充分な資質を身につければ、それについては完全にオープンにするつもりでいました。現在のうつ状態と精神衛生の問題を巡っては、あまりにも多くの秘密、不名誉、そして沈黙があると思っています。私たち皆が、それについてオープンで、提供されている支援についてもっと語れば、―私ごときの意見ですが― さらによいと思います。
サマリタンズでの活動をオープンにすることの良い面は、秘密にしておく理由をはるかに凌ぐと思います。最も重要なものの一つは、サマリタンズは普通の人であることを世界に広める機会になるということです。長期に渡る ―そして内容の濃い― 研修過程を経た、あらゆる分野の普通の人なのです。判断・評価することなく人々の話を聴き、不必要に話をさえぎらず、そして、自分の経験、意見、アドバイスを述べず、何事もサマリタンズの外部の人に漏らす事なく、誰でも認め ―ともかく誰でも― まさに落ち込んでいる、取り乱している、落胆している、混乱している、心配している、悲しい、悲嘆にくれている、精神が異常の、あるいは金銭的問題を抱えている人でも ―もうお分かり頂けたと思います― ただ話すための時間と空間なのです。
自殺することを考えている人だけがサマリタンズに電話をするというのは、巷の根拠のない話です。
大多数の電話はある種のうつ状態を抱えた人からですが、これらの電話の比較的少ないパーセント(20%)が、既に自殺の決行を計画しているか、または死にたい思いを持っている人からのものです。目指すところは、耳を貸すことにより、人々がこれらの考え方に陥らぬよう希望を持って食い止めることです。
そうなのです。私たちは普通の人なのです。―医師でなく、精神分析医でなく、財産運用のアドバイサーでなく、喪失をケアするカウンセラーでなく、あるいは他のどんな専門家としてではなく― 基本的に、心の優しい(でも、よく訓練された)耳を提供するだけなのです。
どんな状態に人々の心があろうと、無条件で話を聴くことで彼らの悩みが減ることが、いく度も証明されています。
心の優しい耳を提供すること(それは宗教的などんな組織とも繋がっていません ―サマリタンズに関するもう一つの謂れ)は、まさにサマリタンズがやっていることです。1日24時間、週7日、― そして、豊富な研修、新人教育と経験の蓄積の末に、自分自身を充分な資質をもったサマリタンズのボランティアと呼べるのは、すばらしいことです。
出典:Home > Volunteer with us > Who are Samaritans volunteers? > Volunteer story -Jane
■グループ・インタビュー
解題:サマリタンズのケンブリッジ支所で活動している相談員(ボランティア)のエイドリアン、レイビアそしてロブが彼らの活動について語ります。
聴くことを学ぶ
「私たちは判断・評価をしたがります。神はそういう私を知っています」とエイドリアン・パーキンスは笑って認めます。「しかし、サマリタンズとしては、私たちは判断・評価をしません。掛け手が何を言っても、また何をやったとても問題ではありません。― 私たちは判断・評価をしません。」
「収監の終わりが近づいて、世界で最も劣悪な監獄の一つで、ネルソン・マンデラは書きました。『誰の心にも、善という純粋で金色の炎が燃えていて、見えなくなることがあるが、決して消される事はない。』私の理解するところでは、サマリタンズの活動に参加することが、それを実践に移している。」
エイドリアン(70歳)は、ここ30年サマリタンズをやってきています。それは人生を変える経験であったと彼は言います。
「ずいぶん前に戻りますが、私が最初にサマリタンズについて聞いた時考えました。『それを出来るような人でありたい。それはどんな人なのか? 私ではない』とエイドリアンは思い出します。『最後にサマリタンズになる夢のような思いを抱き応募を決心しました。― あなたは必要ではありませんと言われる、最悪事態もありえたのです。」
「現実には、それが出来る事が分かりました。そして、とてつもないたくさんの事を学びました。人を判断・評価しない、いかに聴くか、など。参加した時点では、私は大変ひどい聴き手でした。聴くという事がどういうことなのかさえ知りませんでした。サマリタンズに参加することが私を大きく変えました。そして、そのことについて、大変、大変、感謝しています。」
「多くの場合、何が起こるか、結果がどうなるか分かりません。そのことは避けられません。しかし、ときどき電話を受ける度、掛け手の話やしぐさから、あなたが変化をもたらしていることは明らかです。― そのサマリタンズへの電話はある意味で、彼らの人生に変化をもたらしているのです。そして、それが報償なのです。」
「人は多くの異なった理由で電話をかけてきます。考えられるのは、人生の不幸のある部分ということです。ところで、多くの電話は心に人間関係の問題を抱えています。夫と妻、男友達と女友達、男友達同士、母と息子、母と娘などなど。人間関係は難しいです。」
今はサポートボランティアで、サマリタンズの新人の勧誘を支援しています。エイドリアンは聴くことから引退しました。― 5年前まで電話を取っていました。「私は、ある意味でサマリタンズになることをいつも勧めていました。ところで、誰にもそれを勧めようと思っていたのでしょうか? これは奇妙に聞こえるかもしれませんが、答えはいいえです。ある人は、夜中の担当を含め毎月4回の担当を約束できません。借金のどん底にいる人、絶望の極限にいる人…の話を聴き正面から向き合うことができない人もいます。しかし、もしあなたにふさわしければ、私が言ったように、得られる物はとてつもなく大きいです。」
空いた時間にやりがいのあることをする
新人のレイビア・ハッサン、ケンブリッジにあるニューンハム大学の医学生、は2年前サマリタンズに参加する決断をしました。「空いた時間にやりがいのあることをしたいと思っていました」と23歳は説明します。「最初は多くの電話を難しく感じました。しかし、研修プログラムが大変よく ― そして、大変よい支援環境があり、いつも話を出来る人がいました。経験を積むことにより自信を持てるようになり、それは容易になりました。」
夕べの集いに参加して、レイビアは8週間の研修コース(夕方と週末に行われる)に署名しました。そのコースは、慈善事業の精神を学ぶことから、からかい電話をロールプレイで取ることまであらゆる事を含んでいると、彼女は説明します。
実際の電話を取ることになると、経験あるボランティアに支援され、それで彼女は自分で聴ける心構えが出来るようになりました。全ての傾聴ボランティアと同様、レイビアは月4回のシフトをこなしています。一番苦手なのは朝早く始まるシフトであると、彼女は認めています。
「担当後、だれかの人生に小さな変化を願わくはもたらした、と考えながら帰る。そして、それが大変心地よいのです。」
空いている時間を有効利用する
ロブ・モア、32歳、は仕事を変えて3年後、時間に空きが出来たのでサマリタンズに参加しました。「私達は役に立つことをやっています。― 長期的に見れば確実にやっています。しかし、誰かが私たちに電話したとしても、彼らの世界がすぐに修正される訳ではありません。」
「最悪なケースは電話が途切れることです。時には何も言わずに電話が切れてしまいます。そこに座って、話した全て、話さなかった全て、話さなければよかった全て、話せばよかった全て、などについて考えます。」
「しかし、概して、得る物があります。得る物は単純です。誰かが泣いて電話してきて、そして、電話の終わりにはもう泣いていない、というような事です。」
話すのではなく聴く
ケンブリッジ・サマリタンズの責任者レズリー・クライトンはボランティア全員の世話をしています。そして、彼らはすばらしい仕事をしていると言っています。レズリーの話です。「サマリタンズに一度電話したという婦人に、最近会いました。彼女は言いました。『私は話をしませんでしたが、それはどうでもよかったのです。そこに誰かいるのを知っていたからです。電話の向こうに心配してくれる人がいました。そして受話器を置きました。』その効力は驚嘆すべきです。」
レズリーは12年前にサマリタンズに参加した時はかなり内気であったと言っていますが、今はHMP Littelehey 刑務所の定期訪問者です。(HMP: Her Majesty's Prison Service 訳者注)そこで、男の収容者を精神的に支える刑務官の訓練を支援しています。彼女は言います。結果は注目に値します。― それは(収容者の)人生をまさに変えています。
「サマリタンは深い穴の縁に立って、元気なくひどい鬱状態で穴底に横たわっている人を見ているような感じです。」エイドリアンは締めくくります。「ある人の反応は、ロープを投げ下ろすこと、他の人は、大声でアドバイスを叫ぶことです。サマリタンは穴に下りてゆき、その人の隣に座り、そしてただ抱きしめるのです。そのように単純なことなのです。」
出典:Home > Volunteer with us > Who are Samaritans volunteers? > Group interview ? Cambridge Samaritans
サマリタンズの利用状況(2010年)
解題:サマリタンズの活動状況全体を知るために最近の数字が載った一覧表を探したのですが、発見できず、少々古い数字ですが「2010年の利用状況」を掲載します。
項 目 | 2010年(注1) | 対前年比 | 2009年 |
総利用件数(注2) | 5,000,000 | ↓2.0% | 5,100,000 |
会話成立電話件数(注3) | 2,320,000 | ↓ 1,3% | 2,350,000 |
Eメール相談件数 | 190,350 | ↑11,5% | 170,700 |
対面面接件数 | 27,650 | ↓0,7% | 27,850 |
手紙相談件数 | 1,500 | ↑11,1% | 1,350 |
短文メール相談件数 | 168,500 | ↑29,5% | 130,100 |
支部の建物外での相談サービス件数 | 17,750 | ↑3,2% | 17,200 |
自殺企図を持った相談の率(注4) | 20% | 19% | |
ボランティア総数 | 18,750人 | ↑1,6% | 18,450人 |
電話傾聴ボランティア数 | 17,330人 | ↑1,0% | 17,150人 |
ボランティアが提供した時間の価値 (注5) | 5,630万ポンド (約97億円) | 5,000万ポンド | |
支部数(注6) | 201 | 201 | |
一支部平均の相談件数 | 24,550 | ↓2,3% | 25,120 |
1相談件数の経費(注7) | 3,88ポンド(約660円) | 3,27ポンド | |
ボランティア数に対するスタッフ(職員)数の比率 | 250人に1人 | 223人に1人 | |
電話がつながらない話し中の率(目標は10%以下) | 6,4% | 6,0% | |
Eメール返信時間(目標は12時間以内) | 8時間 | 8時間 | |
SMS(短文メール相談)の返信時間(目標は60秒以内) | 38秒 | 50秒 |
- (注1)
- 全ての数字は指定のない限り、2010年1月〜12月までの12ヶ月間のもの。
- (注2)
- 各支部に記録された電話、Eメール、手紙、対面面接、短文メール、そして会話不成立電話を含む
- (注3)
- 電話相談は会話成立電話とかかってきた電話をかけ手から30秒以内に切った短時間(会話不成立)電話の2つに分けられる。
- (注4)
- この数字は会話による相談に限って支部から報告された相談内容を基にしている
- (注5)
- 算出方法は電話傾聴ボランティア各々が1週間5時間働いていることを前提している。2009年〜2010年のフルタイム労働者 の1時間平均賃金を基にしている。ここでの数字はボランティアが提供した労働のすべてを反映しているわけではない。
- (注6)
- 2011年で、もっともボランティア数の少ない支部の構成員数は12人
- (注7)
- この数字は慈善財団本部の実際の支出と支部の見積もり支出を基にしている。